NUWA Robotics「Kebbi Air」、日本公式《介護テクノロジー》に選定
- 千緩 島田
- 10月13日
- 読了時間: 3分
女媧機器人股份有限公司
日本の丸文株式会社(Marubun Co., Ltd.)は、代理販売を行うNUWA Robotics(女媧創造)のAIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」が、日本公益財団法人「テクノエイド協会(Techno Aid Association)」の《介護テクノロジー》リストに正式登録され、TAIS登録番号「02258-000001」を取得したと発表しました。この認定により、「Kebbi Air」は厚生労働省が推進する「介護テクノロジー導入支援事業」における、補助金申請可能な指定機器のひとつとなりました。
政府認定の機器で、補助金導入がよりスムーズに
これまで日本各地の自治体では、介護機器への補助金の適用可否をそれぞれ独自に判断しており、基準にばらつきがあることが課題でした。厚生労働省はこれを是正するため、「テクノエイド協会」の TAIS(Technical Aids Information System)リスト制度を導入しました。リストに登録された製品は、原則として補助金の対象となります。
今回「Kebbi Air」は、《介護テクノロジー(見守り・コミュニケーション)》カテゴリに分類され、公的な場での実用性と信頼性が正式に認められた形となりました。これにより、日本各地の介護施設が「Kebbi Air」を導入する際、補助金申請がスムーズに進むようになり、スマート介護の普及がさらに加速することが期待されます。
「Kebbi Air」:AIコミュニケーション × 付き添い × 安心の見守り
「Kebbi Air」は、台湾のNUWA Robotics(女媧創造)が開発したAIコミュニケーションロボットで、生成型AIによる対話、表情によるインタラクション、高度なカスタマイズ機能を備えています。また、自然な音声コミュニケーションが可能なだけでなく、以下の機能もサポートします。
高齢者の付き添い・認知トレーニング
介護施設内でのレクリエーション・体操指導
家族との遠隔ビデオ通話・看護リマインダー
受付・案内・生活アシスタントなど多様なシーンに対応
親しみやすい外観と柔軟な設計により、施設の共有スペースや個室、さらには在宅介護の現場でも活用可能です。すでに日本の複数の医療・介護施設で実証導入されています。
丸文 × NUWA Robotics、日本におけるスマート介護の推進
丸文株式会社は2024年3月よりNUWA Robotics Corp.と資本提携を締結し、日本市場での独占販売を担う「NUWA Robotics Japan株式会社」を設立しました。「Kebbi Air」の今回のリスト登録は、両社にとって日本におけるスマート介護・AIサービスロボット導入の重要なマイルストーンとなりました。
丸文は今後も「Kebbi Air」の介護施設への導入支援と運用サポートを推進し、自治体と連携してより充実した導入支援体制を整備します。また、より多くの介護事業者がAIテクノロジーを活用できるよう支援し、介護の質と職員の業務効率向上を目指していきます。



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