女媧創造とアジラ・丸文が協業、AI搭載ロボットで医療・介護現場の次世代見守り支援を推進
- 宣子 中島
- 7月15日
- 読了時間: 2分
女媧機器人股份有限公司
AI行動識別技術を専門とする日本の株式会社アジラ(以下、アジラ)は、2025年6月26日に、ロボットソリューションを提供する日本の丸文株式会社(以下、丸文)および台湾のロボット開発企業、女媧創造股份有限公司(以下、女媧創造)と提携し、医療・介護・福祉の現場における次世代の見守り支援システムの共同開発を発表しました。
この協業により、AIとロボット技術を融合した「スマート現場支援ソリューション」の導入を進め、24時間体制で利用者の安心と安全を守ることを目指します。
女媧創造が展開するAIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」は、今回の取り組みで重要な役割を担います。人間らしい表情や動きで、高齢者や子どもとの距離感を縮め、QRコードによる受付や音声案内、健康管理のリマインダーなど多彩な機能を備えています。アジラのAI行動認識技術と連携することで、「Kebbi Air」は単なるコミュニケーションロボットから、異常行動を検知し即座に対応できる「スマートな見守り者」へと進化。医療施設や介護施設、公共空間における安全管理を大幅に強化します。
丸文は、ロボットプラットフォームの統合および現場導入の技術支援を担当し、アジラ、丸文、女媧創造という三社の連携体制を支えます。
2025年下半期には、スマート診療所の案内・安全巡回システム、高齢者向けの24時間見守りネットワーク、転倒や徘徊の即時警報システムなどの実証実験が予定されており、実用化に向けた取り組みが加速します。
さらに、女媧創造は今後も「Kebbi」シリーズの拡充や他分野のAIパートナーとの連携を強化し、医療・福祉分野にとどまらないスマートライフの実現を目指しています。



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