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TSSAが「スマートロボット応用SIG」を設立 スマートロボットの多分野応用を加速へ

  • 執筆者の写真: 千緩 島田
    千緩 島田
  • 8月21日
  • 読了時間: 3分

女媧機器人股份有限公司


スマートロボットは、台湾のテクノロジー産業が次のステージへと進むための重要な推進力と位置づけられています。台湾智慧城市產業聯盟(Taiwan Smart City Solutions Alliance;TSSA)はこのほど、第55回アライアンス会議を開催し、全会一致で「スマートロボット応用SIG」の設立を決定しました。この新組織は、業界内の資源を統合し、スマートロボットの分野横断的な応用と産業チェーンの発展を促進することを目的としています。


産業アライアンスが共通認識を形成:異業種の統合でスマートロボットの実装を推進

TSSAの事務局長・陳守玉氏は、「スマートロボット応用SIG」について、TSSA会長の胡書賓氏と台南市副市長の趙卿惠氏が共同で指導委員会の総召集人を務め、華碩機器人暨智慧應用の総経理・王恒聰氏がSIGの召集人に任命されたと説明しました。このSIGには、「実証応用グループ」「部品グループ」「検証テストグループ」「産業実装グループ」の4つの部門が設置されており、スマートシティへの縦展開を軸に、「実証応用の実装」と「ビジネスモデルの革新」に注力します。


異業種企業の連携:完全な産業チェーンの始動

すでに多数の代表的企業が参加の意向を示しており、NUWA Robotics女媧創造、Sigma Robotics、大根電子、中冠資訊、宇隆科技、攸泰科技、亞旭電腦、佳研智能、和椿科技、季河資訊、研華、海量數位、博鈞科技、華碩電腦、微星科技、新漢、盟立、達明機器人、酷博樂、緯創資通、穎漢、薪威科技などが名を連ねています。これらの企業は、主要な部品、システム統合、アプリケーション開発、実証検証、マーケティングなどの分野をカバーしており、異業種連携への強い意欲を示しています。


台南がスマートロボットのクラスター拠点に

SIGの召集人である王恒聰氏は、スマートロボットの発展には、技術開発に加えて多様で整備された実証環境が不可欠であり、それが製品の最適化やビジネスモデル革新の基盤となると強調しました。台南市は、スマートシティとしての実証環境や柳營科技園區における産業集積に加え、工研院六甲院区のスマートロボット研究開発センターおよび沙崙ロボット研究センターの研究開発能力を活かして、さらなる企業誘致が進められており、南台湾におけるスマートロボット産業クラスターの形成が進められています。


政策 × 技術 × 市場:三位一体で産業成長を推進

TSSAによると、このSIGの設立は、行政院の「スマートロボット産業推進プログラム」に呼応するものであり、経済部および国家科学及技術委員会(国科会)が掲げるR&D戦略目標とも一致しています。今後、SIGは業界間の交流・協力のプラットフォームとして機能し、政策支援・技術革新・市場ニーズの三要素を連携させることで、台湾におけるスマートロボットの導入を加速させていく方針です。


展望:スマートシティ展で成果を披露

スマートロボット応用SIGは、来年3月に開催予定の「智慧城市展暨淨零城市展(スマートシティ展およびネットゼロシティ展)」において、「ロボット革新応用インタラクティブテーマゾーン」を企画し、あわせて国際トレンドや先端技術に関するフォーラムも実施する予定です。本取り組みは、台湾におけるスマートロボット応用の革新エネルギーを結集し、スマートシティおよびAI産業を新たなステージへと導くことを目指しています。


引用元:經濟日報
引用元:經濟日報

 
 
 

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