ナダホールディングス、JP UNIVERSE がサウジアラビアへ進軍 中東北アフリカのACG市場を攻略
- 千緩 島田
- 10月9日
- 読了時間: 2分
NADA HOLDINGS
アニメ・ゲームIP企業のナダホールディングスと、その子会社である日本のゲーム企画・開発会社JP UNIVERSEは、サウジアラビア投資省(MISA)と正式に戦略的協力協定を締結し、オリジナルゲームの共同開発を推進します。JP UNIVERSEは同時に、リヤドに現地ゲーム制作スタジオ「SA GAMES」を設立すると発表し、サウジアラビアの「ビジョン2030」におけるエンターテインメント産業の高度化に貢献します。
ナダホールディングスの許利瑋総経理は、今回の協定は同社にとってMENA市場(中東および北アフリカ)への進出における重要なマイルストーンであり、台湾、日本、サウジアラビアの三者による協力を通じて、国際的なゲームおよびエンターテインメントコンテンツの緊密な連携を展開していくと述べました。
MOU(覚書)調印式には、ナダホールディングス、JP UNIVERSE、日本の経済産業省関係者、サウジアラビアの投資大臣Khalid Al-Falih氏ら幹部が立ち会いました。両者は、AAA級ゲームの開発、現地人材の育成、および産業クラスターの構築で協力し、サウジアラビアを地域のゲーム拠点とすることを目指します。
JP UNIVERSE創業者の田畑端氏(『ファイナルファンタジーXV』のリードディレクター)は、新設されたSA GAMESがサウジアラビアの文化を取り入れたオリジナルIPの開発に注力し、アジアのゲーム市場と連携させることで、異文化の没入体験を創出すると述べました。
ナダホールディングスは、2024年にJP UNIVERSEの株式を取得して以来、グローバルな家庭用ゲームおよびオンラインゲーム市場への進出を目指しており、今回の協力により国際展開をさらに深化させ、同社のACG産業チェーンに新たな成長エンジンを加えることになります。




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