交通部観光署が団体を率いてITB Asiaに出展 台湾の多様な観光資源とMICEの強みをPR
- 千緩 島田
- 10月21日
- 読了時間: 3分
飛亜旅行社股份有限公司(台湾)
2025年アジア旅行業の祭典「ITB Asia」が10月15日から17日までシンガポールのマリーナベイサンズで開催されます。交通部観光署は今年も「台湾館」を設置し、「Waves of Wonder」をデザインテーマに、台湾の自然・文化・テクノロジー・MICE(会議・報奨旅行・国際会議・展示会)産業の強みを全面的にアピールします。
今年の台湾館には、旅行会社、ホテル、MICEマーケティング統合企業など、7社が参加します。参加企業は、宏祥旅行社、茹曦ホテル、飛亞旅行社、雄獅旅行社、儷庭旅行社、同城華里旅行社、愛邁斯イベント統合マーケティングです。展示エリアでは、台湾の包括的な観光およびMICEサービスのチェーンを紹介します。
注目のイベント:団体プレゼンテーション+バイヤーマッチング
観光署はITB Asiaの公式マッチングプラットフォームを活用し、Group Appointment(団体簡報会)を開催します。欧州や東南アジアからの旅行代理店、国際的なインセンティブ旅行・会議企画会社、ホテルや企業のイベント部門、メディア関係者を招待予定です。
プレゼンテーションの焦点は以下の通りです:
台湾のMICEにおける中核的強みと政府の補助政策
優れた会場設備と交通の利便性
台湾ならではの観光資源(山や海の自然、環島旅行)
フォーラムやマッチング機能を通じて、台湾と国際バイヤー間のビジネス協力を促進します。
館内デザインと文化体験
今回の台湾館は「Waves of Wonder」ブランド理念を継承し、流線的な波のモチーフで自然とテクノロジーの融合を象徴。館内では「畫糖叔叔」によるライブの飴細工パフォーマンスや文化ショーを実施し、来場者に台湾文化の繊細さと創意を直接体感してもらいます。
観光署は、文化体験が来場者の滞在時間を延ばす効果があり、台湾の観光・MICE目的地としてのブランドイメージ向上に寄与すると指摘しています。
戦略的背景:国際観光とMICEの実力強化
近年、観光署は「観光ブランドで千万人を呼び込む」戦略を積極推進し、海外展示会、デジタルマーケティング、新ブランドアイデンティティを通じて国際的な認知度を高めています。同時にインドネシア、インド、ヨーロッパ、北米に観光サービスオフィス(TTIC)を設置し、現地でのプロモーションとサービス強化を図っています。
2024年のITB Asia出展では国際バイヤーの関心を集め、多数の協業案件が成立。今回の出展はこれら戦略の成果を踏まえた継続的な取り組みと位置付けられています。
観光署はITB Asiaを通じてアジア及び世界のバイヤーとの結びつきを深め、台湾の国際観光とMICE市場における地位向上を目指し、より多くの国際観光客や企業が台湾を第一の目的地に選ぶよう期待しています。




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