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医療現場でAIロボット活躍 新竹台大分院が『Kebbi』『Collibot』導入

  • 執筆者の写真: 宣子 中島
    宣子 中島
  • 4月17日
  • 読了時間: 2分

女媧機器人股份有限公司

#NUWA ROBOTICS #ロボットテクノロジー #スタートアップ企業投資


超高齢社会による介護負担や医療人材の不足に対応するため、國立臺灣大學醫學院附設醫院新竹臺大分院生醫醫院(以下「新竹台大分院」)は、台湾のAIロボット系スタートアップ企業「女媧創造」と連携し、ソーシャル支援ロボット「凱比(Kebbi)」およびサービスロボット「柯利堡(Collibot)」を導入しました。これにより、医療現場における反復的・肉体的な作業を効果的に分担し、介護効率と患者とのコミュニケーションの質を高めています。


現在、同院では3台のKebbiと1台のCollibotを配備しており、その活用範囲は、認知症ケア施設、精神科デイケア病棟、急性期病棟、高齢者向け活動センターと幅広く展開されています。Kebbiは顔認識機能と多言語対応機能を備え、高齢者の背景に合わせた個別対応が可能で、健康リマインダー、認知訓練、感情的な寄り添い、身体ストレッチの補助などを行います。また、家族にはリアルタイムで行動や活動の報告も可能です。


一方、Collibotは院内マップを搭載しており、新たに入院した患者やその家族への施設案内に活用されているほか、今後は夜間の巡回業務にも対応する計画があり、大夜勤の看護師の負担軽減が期待されています。

新竹台大分院老年医学部の副主任である賴秀昀氏は、「2種類のロボットは患者支援に加え、家族の安心感向上にも寄与している」と述べました。加えて、両ロボットには、専門的なプログラミングの知識がなくても操作できる視覚的にわかりやすい操作画面が搭載されており、医療スタッフや高齢者自身でも簡単に学び操作できるようになっています。今後は「人を中心とした」AI医療支援機器として発展し、医療専門職の力を最大限に引き出す補助的役割を果たすことが期待されており、決して人間の代替を目的とするものではないと強調しています。


賴秀昀氏は、AIの導入について「人手を置き換えることが目的ではない」と述べており、医療従事者がより人間らしい配慮や判断が求められる業務に集中できるよう支援することで、ケアの質と温かさの向上につなげる——それが、AI医療支援機器の果たすべき役割であり、今後の開発においても「人を中心とした」設計思想が重視されていくとしています。


引用元:風傳媒
引用元:風傳媒

 
 
 

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