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台湾の第三者決済が新時代へ:業界団体が正式発足、40社が共同統治プラットフォームを構築

  • 執筆者の写真: 千緩 島田
    千緩 島田
  • 8月19日
  • 読了時間: 3分

喬睿科技股份有限公司(台湾)


台湾第三者決済公会が8月4日に正式に発足しました。同公会は、エネルギー登録を通過した合法事業者40社により共同で設立されました。初代理事長には、綠界科技股份有限公司の総経理・劉士維氏が選出されました。

この動きは、台湾の第三者決済業界が自律的な共治体制へと進化し、新たなステージに入ったことを象徴しています。今後は、自主的な業界規範の策定、監督機関との建設的な対話、情報セキュリティや消費者保護の強化、さらにはイノベーションの推進に注力し、デジタル金融の中核的な推進役を目指していく方針です。


業界の役割変化:決済手段からフィンテックの中枢へ

新たに設立された中華民國第三方支付服務業商業同業公会は、デジタル発展部、内政部、立法委員といった政府機関・関係者から高い関心と強い支持を受けています。同公会は、業界の声を集約する重要なプラットフォームとしての役割を担い、法規対応、情報セキュリティ、技術革新といった分野で加盟企業を支援していく方針です。

これにより、第三者決済を単なる取引手段から、デジタル金融とテクノロジー活用をリードする中核的存在へと進化させます。


特別講演:コンプライアンスとイノベーションの両立という挑戦

設立総会では、2名の業界専門家による特別講演が行われました。安律國際股份有限公司の総経理・黃廷弘氏は、ブロックチェーンやAIが牽引する新たな環境の下で、決済業界におけるコンプライアンスの要求が急速に高まっていることを指摘。事業者は法令遵守とイノベーションのバランスを取る必要があると述べました。

また、全盈支付の総経理・劉美玲氏は「風口に立つ──フィンテックの道」と題した講演で、AIはIT効率の向上やシステム展開の加速といった実務的課題に活用されるべきだと強調。さらに、暗号資産やステーブルコイン、BNPLなどの新興決済手段が、決済の枠組みを再構築していると指摘しました。


理事・監事名簿発表:異業種統合による産業力の結集

初代理事・監事には、LINE Pay、momo、TapPay 喬睿科技など、国内有力企業が名を連ねており、高度な統合と業界横断的な協力体制の確立に向けた強い意志が示されました。


理事長

  • 綠界科技股份有限公司 — 劉士維總經理

常務理事

  • 綠界科技股份有限公司 — 劉士維總經理(兼任理事長)

  • 藍新科技股份有限公司 — 鍾興博總經理

  • 連加網路商業股份有限公司 — 張希雯副總經理

理事

  • 綠界科技股份有限公司 — 劉士維總經理

  • 藍新科技股份有限公司 — 鍾興博總經理

  • 連加網路商業股份有限公司 — 張希雯副總經理

  • 應援科技股份有限公司 — 蕭新晟總經理

  • 統一數發股份有限公司 — 張嘉文董事長

  • 紅陽科技股份有限公司 — 陳彥甫副總經理

  • 喬睿科技股份有限公司 — 廖宗綸副總經理

  • 優食台灣股份有限公司 — 林郁文法令遵循主管

  • 海通商貿股份有限公司 — 陳浩維資安長

常務監事

  • 富邦媒體科技股份有限公司 — 呂鈺萍副總經理

監事

  • 富邦媒體科技股份有限公司 — 呂鈺萍副總經理

  • 立吉富線上金流股份有限公司 — 陳献祥董事長

  • 交流資服股份有限公司 — 李常裕營運長


将来展望:自律公約の策定と法規対話の深化

公会は2025年末までに『第三者決済業者自律公約』を策定する計画であり、その内容には情報セキュリティ、消費者保護、サービス基準などが含まれます。また、デジタル発展部や金融監督管理委員会などの関係機関と定期的な協力体制を構築し、制度改革や政策提言を推進していきます。

この取り組みは、台湾の第三者決済業界が競争関係から共治体制へと進化し、単なる取引手段にとどまらず、デジタル金融体制と革新的応用の重要な原動力となることを示しています。


引用元:INSIDE
引用元:INSIDE

 
 
 

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