大阪・関西万博に合わせ台北の魅力発信強化-中間淳太さんを起用した対日プロモーション始動
- 宣子 中島
- 5 日前
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2025年に開催されている大阪・関西万博の盛り上がりを受け、台北市政府観光伝播局(以下、観光伝播局)は、今年度の対日プロモーションテーマに「台北,樂趣多更多(台北、楽しさ色々」)」を掲げ、大規模なマーケティング施策を展開しています。このテーマは、台北が持つ楽しみや魅力の多様さを表しています。大阪で開かれた記者会見には、「大阪万博ついでに台北へ」キャンペーンのアンバサダーに就任した人気アイドルグループ「WEST.」の中間淳太さんが登壇しました。あわせて、以下の三つの重点施策にも取り組んでいます。
【三大プロモーション施策】
1.5月から8月14日までの期間限定で、京阪電車は「台北観光列車」を運行しています。列車の車体には故宮博物院、台北101、大稻埕の花火、永康街のマンゴーかき氷など、台北の代表的な風景や名物がデザインされています。車内では、中間淳太さんが台北を旅する映像が上映されており、乗客からは「台北までこのまま乗って行きたい!」といった声が上がっています。
2.東京・渋谷のスクランブル交差点に設置された大型屋外ビジョンでは、中間淳太さんが大稻埕、士林夜市、剝皮寮(ボーピーリャオ)など台北の名所を巡る映像が繰り返し放映されています。これにより、台北の街並みや美味しい食べ物、温かい人々の雰囲気が関東の中心地に伝わり、SNSなどで大きな反響を呼んでいます。
3.5月20日に大阪で記者会見が開かれ、中間淳太さんが自ら台北の魅力をアピールしました。翌5月21日には、観光伝播局の関係者が大阪観光局および大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)を訪問し、観光客誘致の仕組みや旅行商品の企画について意見交換を行いました。これにより、台北と大阪の観光連携がさらに深まることが期待されています。
観光伝播局では、「五感で楽しむ旅」をテーマに展開されたプロモーションにより、電車広告や屋外メディアでの高い露出を実現し、日本国内における台北の認知度を大きく高めたとしています。「台北は、ただの観光地ではなく、五感すべてで味わい、感じることができる“体験型の都市”です。」とも強調しています。今後も、日本の旅行プラットフォーム、動画クリエイター、旅行会社との連携をさらに強化し、台北を「最も親しみやすく、かつ新鮮なアジアの旅先」として、日本市場での存在感を一層高めていく方針です。

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